アーカイブ: 2009年10月

2009/10/23

永続的リンク 19:16:43, カテゴリ: あいくの事

それなりに。

毎日、進んでる。

それなりに、成長、してる。

でもね、根本は変わってないの。

色んなものがまとわりついて、考え方が変わったように感じたり、
少しだけ真っすぐに歩けるようになった気がしていても、

結局、わたしは、真っすぐ歩くふりをして、少しだけフラついて、悪者になんてなれずに、
善者にもなれずに、フラつきすぎて倒れた人に、同情して、肩を貸して進んでいくんだと思う。

それでも、肩を貸した相手のフラついた理由がくだらなかったら、馬鹿みたい、と吐いて置いて行くんだとも思う。
それ以前に、肩を貸さないんだと思う。
自分の肩が汚れる気がするから。

そして、肩を貸しても、きっと自分の気分次第で置いて行くんだと思う。
私は自分勝手だから。

結局、私は自分が可愛くて仕方が無いの。
自分が大事だから、自分に逆らう人間はつぶしてしまいたくなるの。

だけど、それと同時に人が大事で仕方が無いから、私は黙り込んでしまうの。
沈黙は自分も相手も傷つけないでしょうから。

私は、すごく真面目で優しい少女。
そして、とても傲慢で残酷な人間。

少女の割合が今は多いの。
いつか、人間に支配されてしまうのかな。

そしたら、きっと楽だと思う。
相手の痛みを考えずに生きていけたら、それはとっても楽だから。

だけど、それは私にとっての理想の生き方では無いから嫌だ。
人を自由自在に殺める能力は欲しい。

欲しいけれど、今の私には手に余る能力だと思う。

私は神じゃないから。
誰の命を奪う権利もないんだと思う。

私は、まだ自殺願望は無いし、ずっと生き続けるつもり。
だけど、もし、今、死んだら、悔いはないのかな。

卒業は、したいかも。
就職もしたい。
まだ、行って無い国がたくさん有る。海外旅行したい。

色んな人と出会って、心を温めたい。
今の不安定な心を安定させるために、色んな色を吸収したい。

もっと、綺麗な文が書けるようになりたい。
もっと、綺麗な心で生きていきたい。

だから、まだ死なない、死ねない、死にたくない。
そう、ハッキリ思います。

いつかは死ぬ、って分かっているし、終わってしまえばなにも考えないけれど
もう少しだけ、道を歩んでいきたい。

そんな感じっす。

2009/10/19

永続的リンク 22:53:40, カテゴリ: あいくの事

わたし

私は 誰のために生きてるんだろう

自分のため、だよね、分かってる

自由に生きればいいとも分かってる

真面目なくせに頭が悪い 愚かで可哀想な私

映画でも観て寝ようかな。

I am Samが観たいの。
せっかく借りてきたしね。

2009/10/11

永続的リンク 20:14:52, カテゴリ: あいくの事

よわい よわい

よわい よ

よわい の

あたまいたい

おなかいたい

もうずっとだし

なみだも勝手にでてこようとするし

なんか いやだ

つらい よわい こわい

ねむい ねたい ねれない

もう大丈夫だよなんてうそだもん

あたまいたい

あたまいたい

あたまいたい

でも くすり飲んだらかんぺきにメンヘラになっちゃう

やだよ やだよ それはやだよ

おなかいたいよ あたまいたいよ なきそうだよ

がんばれ とか言われたくない辺りがやばいきがしてきた

くるしいくるしいくるしい

なんでこんなによわいの

生きてるいみ ないじゃん

だって だって よわいにんげんは世の中にいらないもん

もうやだ

もうやだ

文章綺麗に綴れない

もういやだ

人前では気丈にふるまう自分が やだ やだ

もう やだ

ごはん つめこもう

やだ

やだ

やだ

もうやだ

2009/10/10

永続的リンク 21:02:40, カテゴリ: あいくの事

こwwれっうぁwwww

やばい。

普段、自分から電話する事なんてまず無いのに。

さびしんぼ病が悪化してる。

なんて思って理由を考えてみた。



彼氏から愛されまくる→しあわせだけど刺激(ネタ)ほしす
→なんか切ないことねーの?→うはwラブハプニングktkr

うほwスイーツ小説書けそうな切なさktkr
→しかも寝れないwwwヤバスwwwwwこれは恋の苦しみww
→一人でいるのやだよぅ、とスイーツの心境ktkr
→スイーツならここで…電話するんじゃ?よしktkr

なるほど。
完璧にわたしにしか分からんだろうが、
私はいつの間にかスイーツ女の役を演じ切っていたようだ。

よし、短編書こうwwwうは楽しみwww

*****

書いた!

うはー!
短編もたまってきたね!
今作は微妙だけど、一個前のが自分らしくてすごい好きだ!

意地っ張りで、甘えられなくて、他の女の子が来ても、彼が幸せな方に、って思って
他の女の子からの風(アプローチ)に対し、風向きを変えたり出来ない辺りがね!

慣れてない人間には弱い私だから書けたんだろうなぁ
そろそろ幸せな物語書きたいっすw
3話書いて3話とも失恋ってどういうこっちゃwwwワロスwwwww

だってwww失恋の方がwww書いてて楽しいもんwwww

2009/10/09

永続的リンク 21:33:29, カテゴリ: あいくの事

好きな人

好きだった人を思い出さないようにして

別に特別なんかじゃない、ただ好きでいる癖がついているだけ

もう、わたしの好きだったあの人はいないもの

なんて思うくせに



彼との思い出の場所に他の男と行って

懐かしい以上に、なんか寂しくて切なくて涙が溢れてどうしようもなくて

星が綺麗な事すら再現されて 悲しいよ 切ないよ

そのくせ、他の男と体を重ねて

ふと気付いたら今日は彼の誕生日だった、なんて余計な事まで考えて

どんな因縁なの、どんな偶然なの

どうしてもう会えないの

心のスキマに入ってこないで

いつか消えるんだろうから入ってこないで

一人で生きた方が楽だから

一瞬の快楽で終わって

お互いに分かりあってる関係

次の日顔を合わせたらいつも通り憎まれ口

馬鹿みたい 馬鹿みたい

でも それが私の美学みたい

2009/10/03

永続的リンク 21:07:04, カテゴリ: うた

方向性

どっちを向けば良いのか分からないまま

左に進んで やっぱり危ないかも 違うかも

なんて思って 十字路に戻る

右を選んで やっぱりこっちも違うかも 怖いかも

なんて思って十字路に戻る

結局どっちも中途半端

進めない 進めない このまま陽が落ちてしまう

私の人生

2009/10/02

永続的リンク 20:38:20, カテゴリ: うた

お嬢さんと小さなねずみさん

遠く 遠くに住む
 胸の奥に何かを抱えた
  小さな 小さな 少女のお話

少女のお家は不思議なお家
 少女以外は だぁれもいない

それなのに 少女のお腹が減ってくると
 食卓の上にご飯が並ぶ

どんなにお洋服を汚しても
 次の日の朝を迎えれば
  綺麗になって しまってある

誰がつくっているのか分からない
 誰が洗っているのか分からない

だけど そんなのどうでも良い
 少女にはそれが当たり前だから

少女はいつも一人ぼっち
 それが当たり前だったのに
  いつしか寂しくなっていた

チュンチュン、すずめさんに会いたくて

今日も 少女は寝る準備
 ふわふわのベッドに横たわる

そこで聞こえた小さな鳴き声

"お嬢さん、パンを一欠けらいただけませんか。"

枕元のランプをつけると
 そこには小さなねずみさん

"お嬢さん、どうか、聞いてくだせぇ"

こくん、と少女が頷くとねずみさんは ほうっとして話し始めました

"お嬢さん、私にパンを下さいな"

"お腹が減って死にそうでさぁ"

"私はしがない小さな、小さな、ねずみでさぁ"

"細い道に入る事、屋根裏に行く事、それくらいしか出来やせん"

「それ・・だけ?」

"えぇ・・・あとは、お話するくらいしか出来やせん"

「お話・・・なん、の?」

"そうですね・・・屋根裏の話、家族の話、人間の・・・話、ですかね。"

「家族・・・人間・・・?」

"え、えぇ・・・。"

「聞き・・・たい。パン、あげるから・・・聞かせて。」

"ありがとうございます。しがないネズミですが、精一杯話させていただきやす。"

「あ・・・約束、して・・・。」

"へ、へぇ・・・?"

「頭から、血、出さない、と、羽、曲がらない、の。」

"は、はい・・・?私に羽はありませんが、精一杯気をつけやす。"

「ずっと・・・起きてて。」

"は、はい・・・?お嬢さんが望むのでしたら、出来る限り、そう致しやす"

「ありがとう・・・今、パンを持ってくる・・・」

少女が食卓へ行くと いつも通り
 少女が必要な分の小さなパンと チーズが置いてありました

小さなパンとチーズを持ってベッドへ戻ります
 ねずみさんは大喜びで食べ始めました

"こんな美味しいパンとチーズは初めてでさぁ!いったいどこのどなたがつくってくれたんで?"

「分からない・・・欲しいと思ったら、その時に机に有るの・・・」

"へぇ・・・それはいったい・・・"

"・・・それにしても、美味しいチーズでさぁ。こんな美味しいの、ガキ達に食わせたらきっと取り合いでさぁ"

「ガキ・・・?」

"へ、へぇ。言葉が悪かったですな。私の子供たちです。"

「子供・・・」

"えぇ、実に可愛らしかった・・・妻もなかなかべっぴんでして。"

「今・・・あげない?もっといるなら・・・持ってくる・・・よ?」

"あ・・・あぁ、えぇ。お気持ちは嬉しいんですが、今は、あげられないんでさぁ"

「・・・どうし、て?」

"ぷはー!食ったー!ごちそうさまでした。お嬢さん、寝るの邪魔してすいやせん!"

"どうぞ、良い夢を!"

ねずみさんは、そう言い残してすぅっと屋根裏へ行ってしまいました。

少女は、黙って枕元の灯りを消して、まぶたを閉じました。

次の日の朝、少女は自分を呼ぶ声で起きました。

"お嬢さん、お嬢さん。おはようございやす。"

「おはよう・・・」

"腹ぺこぺこでさぁ。ご飯、食べましょうや。"

「・・・うん。」

食卓に行くと、そこには色んな種類のチーズが並んでいました
 それも ちゃんと ねずみさんサイズです。

"うっほぉー!こいつはうまそうでさぁ!"

「・・・いただきま・・・しょ?」

"へい、いただきやす!"

ねずみさんはおいしそうに
 たくさん口につめこんでいます

「慌てなくても・・・いいよ。」

ねずみさんは少女の言う事を聞かず
 口につめこみつづけます。

その時でした。

"う・・・!"

「ねずみ・・・さ・・・?」

"う・・・ゲホ!"

ねずみさんは涙目になり
 チーズを吐きだしました

"・・・食い意地はりすぎやした。のどに・・・つまったみたいでさぁ・・・"

「良かった・・・すずめ・・・さ、ん。」

"へぇ?私はねずみですぜ。"

「なんでも・・・ない。」

少女は、最後に見たすずめさんのすがたを思い出しました
 羽が曲がって 血を流し いつもの優しい目に光がなかったことを

少女はスープを口につめこみましたが
 なぜだか味がしませんでした

すずめさんを思い出さないように
 思いださないように 必死でおさえていたからです

ねずみさんは それから3回ほど
 のどにチーズをつまらせて へへっと笑っておりました

それから1年経ったころ

ある夜 ベッドでまぶたを閉じた少女に ねずみさんが話しかけます
 まるで 最初に会った夜のように

"お嬢さん・・・今日は、お話でもしやせんか"

「・・・いいよ。・・・眠れないの?」

"いや・・・はぁ、そうですね、そうです。眠れないんでお話したいんです。"

「・・・いいよ。明日の朝ごはん、なんだろう、ね。」

"きっと、またいつも通りのこれが食べたかった!と思える満足いくご飯でさぁ。"

「そうだ・・ね。」

"お嬢さんも、大きくなりやしたねぇ。"

「そうかな・・・?」

"えぇ、えぇ、初めて会った時よりねずみ一匹分はのびてやすぜ!"

「そう・・・かな。」

"えぇ、えぇ、それに、表情が優しくなりやした。"

"今日は・・・お嬢さんに家族、と人間についてお話しやす。"

"家族ってのは・・・ご存知ですか?・・・えぇ、そうです。知ってるようですね。"

"深い関係のもの、ですね。えぇ。"

"人間に関してはどうなのか分かりやせんが・・・きっと同じだと思いやす"

"子供は何よりも守らねばならぬ存在ですし、何よりも希望を持てるものです"

"だけど・・・私の妻と子供は・・・死にやした"

"いや・・・殺され、やした、ね。人間・・・に"

「人間・・・?お嬢さん・・?」

"あぁ。いや、お嬢さんは…いや、違わねぇ、そうですが、そうじゃありません。"

"お嬢さんは、良いお方でさぁ。本当に。"

"お嬢さんは、他の人間に会ったことが無いようでさぁ。"

"会わないでいてほしい、ずっと、このままのお嬢さんでいてほしいでさぁ。"

「このまま・・・?」

"えぇ・・・身長とか、そういう話じゃありやせんぜ。中身の話なんでさぁ"

"人間ってのは、ひどい生き物でさぁ・・・"

「どうし・・・て?」

"・・・どうして、でしょうねぇ。"

"同じ生き物でさぁ。弱肉強食も確かにありやす。だけど・・・"

"あんなにあっさりと、俺・・・私の家族を殺すのは・・・あんまりでさぁ"

「殺・・・す?」

"えぇ・・・"

"妻と子供は生きたまま捕まって・・・真っ黒の袋に入れられて・・・""

"な、なにか変な空気を入れられ・・・そのまま・・・一言も話さなかったんでさぁ"

"袋だけなら、あとでやぶろうって思ってたんでさぁ"

"でも、あとで、変なでかい箱に入れられて、やっとこさ屋根のようなものを開けて・・・"

"な、中の黒い袋、かじったんでさぁ。な、中に・・・は・・・中に・・・は。"

"か、固まって、動かないんでさぁ。少し前まで走り回ってた子供たち、妻も・・・う、動かないんでさぁ・・・"

"私は、そのまま逃げてきやした。"

"もう、動かないこと、分かってやしたから。待ってても、だめだって、分かったんでさぁ。"

気付くと ねずみさんは肩を震わせて 目から涙を流していました
 少女は その涙の気持ちが痛いほど分かりました

「動かない・・・のは・・・殺された証拠、なの・・・?」

"全部がそうじゃありやせん、寿命死ってのも、有ると思いやす。"

「血を・・・流して・・・」

"・・・へぇ?"

「動かなかった・・・のは・・・寿命・・・?」

"それは・・・"

「最後・・・痛かった・・・の、かな・・・。羽、曲がって・・・。」

"それも・・・きっと人間のせいだと思いやす。いや、分かりやせんが。"

「痛かった・・・かなぁ・・・。」

"・・・痛かった、と・・・思いやす・・・"

「ねずみさんの、子供たちも・・?」

"苦しかった、と・・・思いやす・・・"

「そ・・・か・・・。」

少女とねずみさんは
 しばらくのあいだ 俯いて
   なにかをこらえておりました

そんな中 先にお話ししたのは少女です

「人間・・・嫌い?」

ねずみさんは 少し目を見開いた後
 うーん うーん と悩み始めました

"・・・分かりやせん"

"人間は確かにひどいでさぁ。なんでもかんでも好き勝手。どこに行っても人間に殺される生き物を見やす"

「じゃあ・・・なんで・・・?」

"・・・お嬢さんも人間でさぁ。"

"人間が大嫌いでも、お嬢さんは大好きでさぁ。"

"だから、分からないんでさぁ。"

少女は、一つため息をついてじっとねずみさんを見つめました

"・・・お嬢さん、覚えていてくだせぇ。"

"良いですか、私はもうすぐいなくなりやす。"

「約束・・・したのに・・・」

"お迎えが来やす、自分が一番分かりやす。"

"こればっかりはどうしようも無いんでさぁ。"

"お嬢さん、また寂しくなると思います。"

"ですが、また、必ず誰かがやってきやす。"

"お嬢さん、今まで、ありがとうございやした。"

"お嬢さん家の屋根裏で死ぬわけには行きやせん。"

"わたしは、お嬢さんが寝たら出ていきやす。"

"お嬢さん、お嬢さん、今までありがとうございやした"

"お嬢さんのおかげで人間を恨まずに子供たちのところへ行けそうでさぁ"

"さぁ、お嬢さん、おやすみなさい。"

"良い夢を!"

ねずみさんはそう言って屋根裏へ走って行きました
 少女は、前と同じように 枕元の灯りを消して まぶたを閉じました

次の日の朝
 食卓にチーズはありませんでした

また 戻っただけ
 元の生活に戻っただけです

それなのにどうしてでしょう
 前よりも胸が痛みます

少女は パンを口につめこみました
 だけど のどに詰まる事はありません

ねずみさんはドジだったんだなぁ
 そう思いだし 口の中のパンを少しずつ飲み込みます

少女は また 次の訪問者を待ちます
 少女は 人と分かち合う時間を知ってしまいました

次は どんなお客さんが来るのか それは また 別のお話で。

2009/10/01

永続的リンク 20:46:47, カテゴリ: うた

お嬢さんとすずめさん


遠く 遠くに住む
 一人の たった 一人の 
  幼い 少女の お話


いつも いつも一人ぼっちの少女は
 生まれた時から一人でした

どうして 一人なんだろう
 なんて 考える事はなく

それが 当たり前だと
 心の底から 思っていました

ご飯は毎日出てきます
 どこからなのか 分からないけれど

お腹が減ったなぁ と思うと
 ご飯が 机の上にあるのです

今日も 一人で 少女はご飯を食べます

太陽の光が窓から差し込む家の中
 少女は 一人ぼっちで ご飯を食べます

そこに現れたのは一匹のすずめさんでした
 "お嬢さん、おはようございます。"

言葉を知らない少女は首をかしげてすずめさんを見つめます

"お嬢さん、わたしは一匹のすずめです。群れからはぐれてしまったのです。"

"おなかが減って今にも倒れそうです。どうか、お恵みを下さいませんか。"

少女は 言葉が分かりませんでしたが
 すずめさんに、パンをまるごとあげました

"おやおや、お嬢さん。わたし以外のすずめに会ったことが無いのですか。"

"すずめというのは、あなたの体よりずーっと小さい"

"丸ごと下さるのは嬉しいが、とてもじゃないが食べきる前にパンが悪くなってしまいます"

少女は、すずめさんの話に耳をかたむけます

"お嬢さん、言葉が分からないのですか。"

"でしたら、毎日通いましょう。その代わりに私が言葉をお教えいたしましょう。"

すずめさんは それから
 毎日 毎日 通って
   少女にお話ししました

半年過ぎるころには
 少女は 言葉を 少しだけ
   操れるようになりました

"お嬢さん、おはようございます"

「おはよう・・・すずめさん」

"お嬢さんは覚えが早いですね。さすが賢い人間の子だ。"

「人間・・・」

"えぇ、お嬢さんは人間ですから。人間は凄いらしいですね。"

"色んな化け物をつくっていると聞いたことがあります"

「化け物・・・?」

"えぇ、なんでもでっかい鳥やら、固くて早い獣をつくるそうです。"

「その子達でどうするの・・・?」

"乗る・・・と聞きました。移動手段にしてるんだとか。"

「人間・・・は、自分で動けないの?お嬢さんは・・・は動ける。」

"お嬢さん、あなたの名前はお嬢さんじゃないですよ。まぁいつもの事ですが。なおりませんねぇ。"

"おっと、話がずれました。人間は常に上を目指すんだとかで。"

「上を・・・?空・・・?」

"そうですねぇ、空も目指しているでしょう。ですが、この場合の上ってのはあれですよ、えーと、ほら!"

"常に・・・自分達のテリトリーを増やしたい、というか、一番でいたい、というか。"

「・・・?」

"えーと、わたしが思うに、人間ってのはひどく負けず嫌いなんだと思うんですねぇ。"

"獣に負けないように、獣より早い乗り物をつくる。"

"鳥に負けないように、鳥より早く、高く飛べる物をつくる。"

"きっと、人間ってのは怖がりなんでしょうよ。"

「怖がり・・・?」

"えぇ、だから、いつも一番でいたいんだと思いますよ。"

"まぁ、人間たちのせいで自然がおかしくなってる、ってのは聞きますがね。"

「おかしく・・・なってる・・・の?」

"自分は、まだ生を受けてから一年しか経ってないのでよく分かりません。"

"ただ、昔から生きてる森の長老がいつも言っています。"

"人間たちは地球の敵だ。このままでは、地球は滅ぶ、と。"

"大げさだなぁ、と思うんですがね。人間は美味しいパンもつくってくれますし。"

"お嬢さんと出会えたのだって、美味しいパンのおかげです。"

"人間は、確かに怖がりで、我儘かもしれませんが、美味しいパンに罪は無いです。"

「人間・・・嫌い?」

"好きか、って言われたら困りますが、人間が全部悪いわけじゃないですよ。"

「お嬢さんも・・・人間・・・。」

"お嬢さんも人間です。だけど、私にとっては、大事な、大事な方ですよ。"

「すずめさん・・・」

"はいはい、お嬢さん。"

「ありがとう・・・」


すずめさんは、
 ありがとうと言うのはこっちです

と言って
小さな羽を大きく羽ばたかせて空へ 飛んで行きました

次の日の朝
 また あのパンが食卓に並んでいます

すずめさんと 仲良くなるきっかけになった あのパンです

少女は パンをすずめさんの食べれるサイズにして
 右手に 包むようにして 窓へ近づき 思い切り 窓をあけました

すずめさんは いつもとは
 違う姿で 窓まで来ていました

いつもの 元気で 優しいすずめさんではなく
 ぐったりとした様子で 頭から血を流して 羽を大きく曲げて寝そべっていました

「すずめ・・・さん・・・」

初めて見る すずめさんの姿にどう対処すればいいのか分かりません

「すずめ・・・さん・・・。」

すずめさんの名前を呼びますが すずめさんは返事をしません

「すずめ・・・さん・・・?」

「すずめ・・・さん・・・。」

「すずめ・・・さん・・・!」

すずめさんは いつもの優しい目でこっちを見てはくれません

「す、ずめ・・・さん・・・」

「すず、め、さ・・・」

「すずめ・・・さ・・・すずめ・・・さ・・・」

「すずめさん!」

少女は すずめさんの小さな体の周りに
 すずめさんより 大きい 大きい涙の湖をつくりました

少女は 右手に包んでいたはずのパンを思い出し
 そっと 自分の胸の前で右手をあけます

すずめさんの食べれる 食べやすい大きさにちぎったパンは
 少女の 無意識のうちに握った 強い力で かたく かたく なっていました

かたくなったパンを そっと すずめさんの横において
 少女は すずめさんが来る前の生活に戻ります

まずは 朝食をとらなくちゃ
 パンを手にとって口に入れますが 一向に飲み込めません

それもそうです
 だって 少女は歯を食いしばって 涙を我慢していましたから

少女は 一人に戻りました
 元の 生活に 戻りました

なのに 心は戻りません
 前の少女の胸には無かった気持ちが 少女を苦しめます

すずめさんは 季節が変わる頃にはいなくなってました
 すずめさんが どうしていなくなったのか

それを彼女が知るのは また 少し先のお話です

紹介 エロゲ大好きなオタクですが、最近時間が無さ過ぎてゲーム出来ない
/(^o^)\
どちらかというとエロゲよりも、癒しに時間を積み込みがち。
ピアノひいたり歌うたったり、唄つくったり、物語創るのが大好き。
一応、女子大生。就職氷河期再来
\(^o^)/

名無しですので、貴方様のお好きなように呼んでくださいませ。


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